歴史と伝統

はじまりは1904年。ハウザー家により代々受け継がれる伝統。

3代目

1986年~:ウルス・B・ハウザーとシルビア・ハウザー・ゲルチュ

1986年からウルス・B・ハウザーとシルビア・ハウザー・ゲルチュ夫妻が、両親から引き継いで当ホテルの経営にあたっています。ハウザー家の父フリッツは2007年に他界しましたが、母エルスィは現在も隣りの小さなシャレーに住んでいます。現在のオーナー夫妻には子供が二人。長男のフィリップは1988年、長女のキャロル・シルヴィは1991年生まれです。フィリップはオスロ(カナダ)に留学の後、ザンクト・ガレン大学を卒業。経営学の学位を取得しました。キャロルは現在ブエノスアイレス(アルゼンチン)の大学院に留学中です。ハウザー氏の姉スザンヌが、2012年夏より共同でホテルの経営に携わっています。

リノベーション

ハウザー夫妻がホテルの経営を引き継いですぐ、ホテルは大規模改修にはいりました。各部屋に新しいバス、トイレを設置の上、サイズも広げました。そのため、客室は63から46に減っています。1993年から94年にかけ、ホテルの敷地は巨大な建築現場でした。数々のインテリアを新しくした上、ウエストウイング、5階(日本では6階部分に相当)、屋内ジャグジーなども新設。以来毎年のように客室、ロビーラウンジ、バー、レストランを改修しています。2006年には屋外塩水ジャグジーを設置。スタッフの研修にも力を入れています。2014年にサウナとスチームバスを新しくしました。

 

2代目

1956年~1986年:フリッツ・ハウザー&エルスィ・ハウザー・イネブニット

先代のフリッツ・ハウザーと妻、エルスィがホテルを継いだのは1956年。フリッツの二人の姉妹、エルザとローザ、そしてエルスィの義兄弟、セシルも共同でホテルの切り盛りにあたりました。フリッツとエルスィには子供が二人。1956年生まれのウルス・ベアトと1963年生まれのスザンヌ・クリスティンです。二人ともヌーシャテルのビジネススクールに通い、ローザンヌホテルスクールで研鑽を積みました。

リノベーション

1962年、4階(日本では5階部分に相当)を改修。ウエストウイングに平らな屋根を設置しました。ロビーラウンジに大きな窓を加えて拡張。全室にバルコニーを付けました。1969年には屋内プールとサウナを設置。1978年は4階の東側を完全に建て替えました。以来1986年まで、厨房、ランドリー室、レストランなど、館内のいたるところでリノベーションを続けました。

 

初代

1907年~1956年:ヨハン・ハウザー&ローザ・ハウザー・マルティ

1904年、基礎工事が終わると同時にホテルの建設が始まりました。完成は1907年。オープンはその年の夏のシーズン前、6月でした。ヨハンとローザは兄弟姉妹(ヤコブ、アンナ、フリーダ、リナ、エリーゼ、エマ)の手を借りてホテルを切り盛り。その後、夫妻の子供たち(ヨハン、グレーテ、ローザ、エルザ、フリッツ、オットー)も力を合わせてホテルの発展に尽くしました。

1909年、ホテルは倍の規模に拡張されました。しかし第一次世界大戦の影響で、それ以上の拡張を断念。第一次と第二次世界大戦の間、ホテルは軍に接収され、軍病院として使用されました。